医療経営の様々な問題を専門家が調査分析しています。

医療経営新聞.com

人材育成セミナー

人材育成セミナー

人材育成セミナー

病院での体験

未熟児の我が子を救ってくれた優しい先生

更新日:

 

私は、妊娠をして4ヶ月の時に大出血して切迫流産をしました。

赤ちゃんは半分あきらめてとりあえず病院に行きました。

しかし、赤ちゃんは無事でした。前置胎盤というのになっているらしく、普通の妊婦さんとは、赤ちゃんと胎盤の位置が違って胎盤が子宮の出口の方にあり出血しやすく、赤ちゃんの栄養になる胎盤が出てしまったら赤ちゃんは死んでしまうので胎盤がでないように絶対安静で妊娠中を過ごしました。

病院の手続きとして仕方ない事ですが、「出産時に母体が万が一がある可能性がありますが、手術しますか?」このような内容の帝王切開手術の同意書と「早産の場合は、胎児に障害が残る場合があります」このような内容の同意書にサインをしなければなりませんでした。

病院側からすれば、手続きの一つに過ぎないかも知れませんが私達夫婦には、生きるか死ぬか、私が死んだら長男はどうなるか。これは大問題です。

しかも、早産に備えて入院していたので、毎日毎日病室で朝、眼が覚めた時「今日も生きてる。良かった。」と思ってました。
8ヶ月目に入った時に、明け方に何かが出た気がしてその何かを確かめるためにトイレに行きました。

トイレで大出血している事に気がつき、ものすごく動揺しましたが、心拍が上がると赤ちゃんが出ちゃうかもと思って落ち着こうと努力しました。

落ち着いてトイレにある緊急非常ボタンを押しました。

夜勤の看護師さんが二人すぐにかけつけてくれました。

看護師さんも大出血をみて明らかに同様していましたが、一人はすぐにストレッチャーを用意しに行き、一人は私のケアをしてくれました。

長い入院生活ののちの出血だったので看護師さん達とも慣れていました。

私をケアしてくれた看護師さんは、「大丈夫、大丈夫。私ももう一人の看護師も出産経験者だから気持ちがよくわかるよ」と言ってくれました。

私はほぼ同世代の看護師の事をまるでお母さんのように思えて精神的に甘える事が出来ました。

理屈ぬきでなんだか大丈夫のような気がしました。

そのままストレッチャーに乗って病院内の手術準備室に入り主人が同意書にサインをしないとならないので主人待ちと、帝王切開してくれる医師待ちをしました。

だいぶ体力も気力も落ちていましたし、6時間ほど待たされましたが、看護師さんが定期的に様子を見に来てくれて明るく接してくれたのであっと言う間に時間が経ちました。

うちの病院は設備が充実しているから絶対大丈夫だよとなんども言ってくれました。

先生が到着して手術室に入りました。手術室は、担当医師、麻酔医師、輸血担当の人、未熟児専門の小児科医師、看護師と満員でした。この時にこれからずっとお世話になる小児科の先生に出逢ったのです。
赤ちゃんが産まれるまでは、15分くらいしかかかりませんでした。

麻酔が効いていましたが、赤ちゃんが出される時にまるで自分も持ち上がるようなベリベリと赤ちゃんと引き剥がされるような奇妙な感覚になりました。

赤ちゃんは1500グラムの未熟児でした。未熟児の赤ちゃんが生きるにはスピード勝負なのでしょう。

私は一瞬赤ちゃんと対面し、赤ちゃんはその後ものすごい速さで保育器に入れられガラガラと退出しました。

その後主人も一瞬保育器の中の我が子と対面してガラガラと行ってしまったそうです。

私はその後傷口を縫われ、縫われている時間の方が産む時間よりずっと時間がかかりました。

私は産科にうつり、赤ちゃんは、病院内のNICUにうつりました。赤ちゃんは、片手で抱けるというか片手の平に乗る大きさです。

赤ちゃんの泣いている姿を見たらなんだか怖くなりました。

それくらい繊細で壊れやすいように感じました。

でも担当の未熟児専門の小児科の先生は赤ちゃんは泣くのが仕事だよ。

元気な良い子だよって笑って言ってくれました。

そうだよ、赤ちゃんは泣くのになんで怖いと思ってるんだ、私は。と思い大丈夫大丈夫って思い直しました。

でもあの時本当は呼吸も下がってきていて危なかったと後でききました。

先生の「元気な良い子」がおまじないのように呼吸も安定して黄疸もなくなりGCUにうつれるようになりました。

ミルクも自分で飲めるようになり2ヶ月ほどで退院できました。
先生は未熟児は、シートベルトのサイズが合わないからと退院の日に一緒にクルマまで来てくれて我が子とチャイルドシートの調整をしてくれました。

先生とは、これでさよならではありません。

未熟児検診があり、6年間ずっとうちの子のケアをしてくれました。

異常がある時は直通電話にかけていいよとGCUの隣の先生のデスクに繋がる番号を教えてくれました。

さすがに恐縮しましたが、1回だけ緊急の時にかけてしまいました。

その時もよくかけてくれたね、すぐに小児科に連れておいでと優しく言ってくれました。

未熟児の育児は本当に大変でいつも優しい先生にすくわれていました。今もきっと未熟児を救っていると思います。

2度といきたくないクリニックの特徴

2度と行きたくないクリニック

無料ダウンロードのE-Book!!
お申し込みは、こちらから!
(画像)ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰

-病院での体験
-,

Copyright© 医療経営新聞.com , 2018 AllRights Reserved.