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患者は幸せな妊婦さんだけじゃない

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新潟県中越地区の、産婦人科クリニックでの感想です。出産するときにもお世話になったのですが、場所の移転に伴って古くてごく普通の医院から設備の整ったオシャレなクリニックになり、近辺では「お産ならここ」といわれ好評のようです。

出産以来20年ぶりに診察を受けることになったのは、生理不順、それに子宮がん検診をもう何年も受けていなかったのでついでに、という理由からでした。妊娠していないのに産婦人科で診察を受けるというのは、何となく気まずいというか恥ずかしいもので、もし知り合いに会ったらと思うと待合室でも伏し目がちになるものです。

しかし、新しくなったそのクリニックは、外観もオシャレでキレイだし、受付ロビーも明るく雰囲気もよく、受付の方の対応もとても気持ちが良いものでした。

診察に訪れているのは、ほぼ若い妊婦さんでした。私のような中年の女性も見かけましたが、妊婦である自分の娘さんの付き添いといった感じで、あとは一緒についてきた小さい子供たちがにぎやかに遊ぶスペースもあり、一昔前の薄暗くて陰気な感じの産婦人科とは全然別物、これなら気軽に来ることができるなあと思いました。

ただ、私は若い妊婦さんではなく中年のオバサンで、一人でロビーにいるのも診察室の前で名前を呼ばれるのを待つのも、やっぱりちょっと恥ずかしいものがありました。

ここのクリニックを選んだのは、やはり出産の時にお世話になったことが一番の理由です。移転して建物が新しくなり、どんなふうに変わったのか知りたかったというのもあります。

でも、結果的にここに来たことを後悔することになったのは、とにかく妊娠・出産のための産婦人科として、ものすごく力を入れているクリニックであった、ということが理由です。出産率の低下に伴い、近辺の産婦人科は妊婦の奪い合いになり、様々なサービスを展開しています。私が行ったクリニックでも、妊産婦は至れり尽くせりのサービスを受け、出産してめでたく退院する時は、院長先生はじめスタッフ総出で記念写真撮影を行うというのが恒例なのです。

私は生理不順で診察を受けましたが、医師(院長先生が担当でした)が診察中に記念撮影があるということで診察の途中で出ていくし、信じられないことに私が内診してもらっている最中にも撮影があるからと出て行ってしまったのです。

産婦人科のあの台の上で、あのポーズのまま何分も放置されるとは、いくら出産経験のあるオバサンでも恥ずかしさと情けなさと、怒りがこみあげてきて「もう絶対来るものか」と思いました。ずっと放置されている間、ロビーから楽しそうな笑い声が聞こえてきて、さらに私の神経を逆なでしたのです。

結局診察の結果はホルモンバランスの乱れとのことで様子を見るようにといわれ、子宮がんの検査結果を2週間後に聞きに行き、異常なしということでホッとしました。それ以来、そのクリニックに入っていません。

実はその記念撮影で放置されたことだけでなく、他にもいろいろ気になることがありました。診察に来るのは妊産婦だけでなく、私も含めてですが体調を悪くして心配で訪れる人もいるわけです。こちらのクリニックは診察室が4つあり、その仕切りはとても頼りないもので、他の診察室にいても診察室の前で待っている時にも、診察している声がすべて聞こえてしまうのです。

不妊治療を受けている人もいれば、手術を控えている人もいる、子供ができたけれど迷って相談している人もいます。聞かれたくない内容だし聞きたくもない内容、そしてロビーではしゃぐ医師とスタッフたちの笑い声、とても複雑な気持ちになりました。

入院するとホテル並みの病室でサービスも行き届き、食事も驚くほど豪華でおやつも食べ放題、妊産婦にとっては「また産みたくなる」ような素晴らしい病院。でも産科ではなく産婦人科なのですから、もう少し妊産婦以外の患者さんにも配慮があってもいいのでは、と思いました。

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(画像)ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰

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