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大手企業の近くのクリニック

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大手企業の本社ビルの近くで開業していたクリニックなのですが

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医療経営のお悩み

大手企業の本社ビルの近くで開業していたクリニックなのですが、昨年その企業の本社社屋移転に伴い、患者数が激減しました。このままではスタッフに給料を払うことも出来ません。銀行に融資の相談に行きましたが断られました。これからどうすれば良いのでしょうか?

環境の大きな変化は事業を続けていく上で避けては通れません。
大切なのは大きな事業環境の変化を想定して、その時にどうするかをあらかじめ決めておくことです。

銀行が融資を断った理由は資金の回収に不安があるからです。
融資した後の事業プランが合理的で実現可能性が高ければ、断られなかったかもしれません。

事業

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もう一度、原点に立ち返り「何のためにクリニックをやるのか」を突き詰めて考えてみましょう。

そしてそこから「医院理念」を見直し、事業計画を立て直しましょう。

大事なのはロマンとソロバンです。
銀行はソロバンはじいて合理的かつ実現可能な数字が見られれば、納得して融資をしてくれる可能性はありますが、実際に業務を行うのは現場のスタッフさん達です。

人はソロバンだけでは動きません。ロマンのある共感できる「医院理念」があり、それに向かって努力する自分自身のビジョンが見えなければ、与えられた仕事をただ最小工数でやることを考えながらこなしていくだけになってしまいます。

また、資金調達の方法は融資だけではありません。直接金融などの他の方法も検討すべきです。

資金調達するにしても、あなたがこれをやりたいという理念に基づいたビジョンがなければただの延命処置になってしまい、下手をすると借金を抱えての廃業という事にもなりかねません。

他の場所に移って新たに開業するという手もあります。
その立地にこだわる理由や得たい未来によって事業計画は変わってきます。

スタッフさんも何も手立てがないままに給与の支払いが遅れでもしたら、すぐにやめてしまいます。そんなことになったら、いずれその立地での評判は落ちてしまいます。

元従業員の口コミというのは非常に信頼されてしまいます。そういう意味では怖いのです。

仮に全員辞めてしまったとしたら、クリニックは存続できるのでしょうか?
常に最悪の事態を想定して、その時にどうするのかを考えておきましょう。

一人でも何とかやれるのであれば、そういう手段もありだと思います。
大切なのはその場しのぎの判断にならないように、あらゆることを想定したうえで判断することです。

そして、周囲への伝え方も今後も応援されるような尊敬と感謝を込めたコミュニケ―ションを心がけましょう。

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