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運転資金が枯渇

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運転資金が枯渇してしまい、融資を受けたいのですが

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医療経営のお悩み

 

運転資金が枯渇してしまい、融資を受けたいのですが、公庫、保証協会、銀行、サラ金でも否決され、もうできることは何もありません。廃業しかないのでしょうか?

 

 

第1にもう一度頼めるところはないか、考えうるところをリストアップします。

第2に運転資金が枯渇してしまう原因を考えます。

第3に廃業することによって誰に迷惑が掛かるかを考えます。

 

第1の資金調達ですが、運転資金という事であれば、よほど決算書がきれいでないと金融機関は融資に応じてはくれないでしょう。発想を変えて、融資ではない方法を模索する必要があります。

 

実現可能で抜本的な事業計画書があれば、金融機関の返済を待ってもらうことも出来ます。また、ファクタリングなどクリニック特有の直接金融の方法もあります。

 

第2に運転資金が枯渇する原因は何なのでしょうか。

根本的に赤字なのであれば、徹底的にコストを見直すしかありません。

売上は一朝一夕に上がるものではありません。コントロールできるのはコストだけです。

運転資金が枯渇してしまい、融資を受けたいのですが

運転資金が枯渇してしまい、融資を受けたいのですが

黒字なのに運転資金がないという問題もあります。これは保険診療の入金タイミングの問題が大きいです。クリニック経営は常に2か月の保険売上分のキャッシュを持っていないと支払いが出来なくなりキャッシュ不足を起こしてしまいます。

 

どちらにしても、コスト構造は常に見直し、無駄遣いが無いようにしなければなりません。節税という名の無駄遣いも長期的には経営を圧迫する要因のひとつです。

 

オーナー院長であれば、資金が足りないときは自己資金を注入することになります。

そのために、普段から医院と個人と両方のお財布に貯金しておく必要があります。

 

第3にもし、廃業となれば誰に迷惑が掛かるのでしょうか?

家族、従業員とその家族、患者さん、地域の皆さん。

他にも仕入れ先、不動産屋さんなどの関係各社などです。

 

逆に誰のおかげで今日現在、診療所が運営できているのでしょうか?

 

浮かんでくる人は同じはずです。

 

これらの方々のおかげで無事開院できて、今日まで来られたわけです。

その方たちに迷惑をかけてしまうこと、恩に報いることが出来なかったという結果を伝えることが「廃業」です。

 

たまに、「廃業してもドクターはバイトで食えるから問題ない」という声を聞くことがあります。とんでもないことです。

 

本人はそれでもいいかもしれませんが、診療所を開業する時を思い出してください。

たった一人では何もできなかったはずです。

 

多くの人に助けられ、支えられ、応援されて、開業に至ったあの日の感動を毎日思い出すことが大切な人たちへの感謝を忘れないという事です。

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