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借りているテナントが火事になりました

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医療経営のお悩み

 

借りているテナントが火事になりました。火災保険で損害はほぼカバーできそうなのですが、火元が特定できずに当院に疑いが向いています。すでにほかの店舗からは営業補償などの損害賠償請求が届き始めています。徹底的に戦うべきだと思いますが、そんなことをして、もし火元が本当にうちだったらと思うとどうしていいかわかりません。

 

 

怪我や人命にかかわる事故でなければ良いのですが、大変なことになりましたね。

疑いが掛かっているとのことですが、その辺は消防署や警察に任せるしかないと思います。

 

その上で営業補償の損害賠償が届いているとのことですが、これは誠意をもって事実関係の確認を待っていただくしかありません。

 

このような事態になる前にしておくべきことは何だったのでしょうか。

 

まず、火元だと疑われるような行為が日ごろからあったのでしょうか。このような嫌疑が掛かるほとんどの原因はコミュニケーション不足です。

借りているテナントが火事になりました

借りているテナントが火事になりました

地域の皆さんとテナントの皆さんと、テナントのオーナーとも良好な関係が築けていたでしょうか。

 

お互いに災難にあったにもかかわらず、何でうちだけという想いが強いと思いますが、ここは冷静に自分たちに原因があったとしたらと仮定して考えてみましょう。

 

そうすることで今後の予防策が浮かんできます。

 

 

また、この様な事態に備えて火災保険にも加入していたことは不幸中の幸いです。さらにこんな時のために、備えた資金の用意はありますか。

 

地域と問題を起こしてクリニックの診療を続けることは不可能に近いです。

もしも、火元が自分たちだったら、損害賠償を値切ったり、営業補償を無視したりは出来ないはずです。

 

そんなことしたら、あっという間に悪評が広まり、誰も来院しなくなります。

 

そういう意味では「想定外」と言わないための経済的、資金的準備は必須となります。

そういう資金を毎月の売上の中から積み立てておく仕組みがあるかないかは、クリニック経営という20年以上も続ける業態としては見逃すことのできない項目です。

 

風評被害は来院者だけではありません。

そこで働くスタッフにも及びます。

 

地域で嫌われることがあれば、誰もその医院には勤めたがりません。

もともと勤務していたスタッフさん達が悪口を言い始めれば、その信ぴょう性はコントロール不可能です。

 

クリニックが倒産してしまうリスクはこんなところにもあるのです。

経済的に解決できるところは、資金を注入できるように事前に準備しておくことと、「想定外」と言わないと決めて、出来ることをコツコツやるしかありません。

 

地域の皆さんと仲良くお付き合いして。万が一の時に備えて積み立てをする。

これも立派な非常時の事業継続の対策になります。

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