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借りているテナントのオーナーが替わり

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医療経営のお悩み

 

借りているテナントのオーナーが替わり、突如退去を言い渡されました。同じビルに入っている他のクリニックは残れるようです。どうしてうちだけと思ってしまいますが、地域の皆様の手前ケンカはしたくないのです。どうしたらよいでしょうか?

 

 

確かにおっしゃる通り、揉めても良いことは何もありません。

そして、地域の皆様のためにもめ事を起こしたくないという姿勢にも頭が下がります。

 

その上で、今回の件であなたの医院だけが退去するというのは何か理由があるはずです。

今回はテナントのオーナーに頭を下げて、その理由を聞いたうえで、残ることが出来ないか粘り強く交渉するしかありません。

 

その際にあなたのクリニックがいかに地域の皆様に役立っているのか、どのような理念に基づいて、地域の皆様をサポートしているのかを分かりやすく伝えなければなりません。

 

良い悪いや権利義務などの話になれば、必ず裁きを受けるという事になります。勝っても負けても、しこりが残るものです。

 

それよりも、あなたのクリニックがいかに地域の人たちにとって必要なものであるかを訴える方が効果的です。

借りているテナントのオーナーが替わり

借りているテナントのオーナーが替わり

その想いが伝われば、仮にどうしても退去せざるを得ない状況になったとしても、応援を得られる可能性があります。移転先候補を紹介してもらえるかもしれません。

 

 

長期的な目線で、今後このようなことが起きたときのためにしておくべきことは2つあります。

 

ひとつは地域対策で、もう一つは財務(資金)対策です。

 

地域対策とは、テナントオーナーももちろんですが、地域の人たちと仲良く交流を深めておくという事です。

 

地域のイベントには積極的に協力しておきましょう。

 

医院理念にも取り入れていただいて、スタッフ全員で地域の人たちと仲良く交流できていたら、退去などと言いにくいものです。

 

もう一つは財務(資金)対策です。

 

このような環境変化は必ず起こるものです。

特に20年以上にも及ぶクリニック経営においては、起こらないと考える方が非常識かもしれません。

 

オーナーの都合はもちろん、自然災害も発生しますし、リーマンショックのような大きな経済ショック、消費税増税や買い控えなど、経営を揺るがすイベントには事欠きません。

 

どのような事態が起こっても「想定外」と言わないと決めることしか、対策はありません。想定外を無くすという事は、非常事態の時に使える資金を確保しておくという事です。

 

毎月、積み立てておいていざという時に備えることは事業継続において最も重要な対策のひとつです。

 

このような対策を講じているという事は従業員にも伝わるものです。

誇りを持って働いてもらうためにも、心がけるべきことです。

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