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父親は医院の売上はすべて自分のものだと思っているのですが・・・

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医院経営のお悩み

 

父親の医院で数年働いていますが、医院の経営状態が今一つ把握し切れていません。そもそも患者数がそれほど多くないクリニックにもかかわらず、父親は医院の売上はすべて自分のものだと思っている節があって、日常的に医院のレジからお金を持って行っており、交際費など使い放題です。僕も勤務医時代よりもかなり低いお給料でやりくりしている中、納得できません。

医院の売上

医院の売上

 

医院のお金と個人のお金は明確に分ける必要があります。

 

ただ、お父様はこれまでそのやり方で長年やっているのでしょうから、なかなかすぐには変わることは難しいというのが実情でしょう。

 

最初に取り組むべきなのは、お父様とお金の話をしっかりとすることです。

 

その際には、お父様のこれまでの実績をリスペクトし、感謝する姿勢を示したうえで、今後の前向きな話につなげていくことが重要になります。

 

 

最も大事で真剣に向き合うべきことは、あなたが「本当にクリニックを継ぐのか?」という事です。

 

この覚悟が出来て決意が固まっていないと、お父様との話し合いは「良い悪い」などを話し合う一般論と、個人の感情のぶつけ合いになってしまいます。

 

安易に進言しても、大揉めになることが予想されます。

 

あなたが医院と個人のお金を分けて貯蓄することが本当に重要だと理解されているのならば、医院の事業計画を立ててみると良いでしょう。

 

その際に重要なのが「医院理念」です。

医院理念に沿った行動を通じて、地域のために家族のために従業員のためにクリニックを存続させていく。

 

そのためにはキャッシュコントロール、フィナンシャルプランニングは非常に重要であるということを、お父様に伝えられるでしょうか。

 

そのためにしっかりと現状を把握して、万全の状況でお話ししなければなりません。

 

人情的には今まで必死に頑張ってきたお父様に対して、弓を引くような真似になるのではないかと懸念される方もいらっしゃいます。

 

ですから、お父様のこれまでの実績への最大限の感謝の意を表し、お父様の今後のキャリアや医師としての人生をどのようにソフトランディングさせるのかを、息子として、後継者として、次期経営者として話し合わなければなりません。

 

1回ですんなりと話が進まないことがほとんどです。

 

何回も何回もわかってもらえるまで、説明できるでしょうか。

 

そして、あなた自身の意思としての人生を考えた場合、医院を継ぐことだけが選択肢でないことも、最初に頭に入れておくことが重要です。

 

その上で選んだ医院継承であれば、粘り強くわかってもらうまで努力をやめないことです。

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