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診療所相続

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父親の名義の診療所の相続について知りたいのですが

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医院経営のお悩み

 

現在父親の建てた診療所(兼両親の自宅)で診療を行っていますが、現在は父親の名義になっている土地建物が相続のときにどうなるのかが分からなくて不安です。これまで父親の面倒を見ているのは自分ですし、家業を継いでいるのも自分なので経営には影響ないですよね?ちなみに、自分にはずいぶん前に実家を出てから連絡を取っていない兄(歯科医師ではない)と妹(歯科医師ではない)がいます。

診療所相続

診療所相続

 

お父様の健康状態を含めた今の状況が分かりませんが、相続対策は早めにしておいた方が良いと思われます。

 

『経営には影響ないだろう』などという甘い考えは持たない方が良いでしょう。

 

何も対策もないままお父様に万一のことがあれば、家や土地などの権利が自分一人のものではなくお兄様や妹さんの遺留分になってしまう可能性もありますので、早めにしっかりとした対策をすることが重要です。

 

 

この問題は事業承継後の経営の継続という問題と相続という2つの問題に分けて考える必要があります。

 

歯科医師のご家庭に限らず、相続の問題としては典型的な例です。

お父様が元気なうちに、遺留分を含めた相続対策を行う必要があります。

 

対策を行わないと、あなたの歯科医院の経営に関わってきます。

 

お父様に万が一のことがあった場合には、お母さまが遺産の50%以上を受け取る権利があります。残りを兄弟で等分するというのが遺留分の考え方です。

 

遺留分というのは遺言の如何に関わらず請求することができる権利ですので、お母さまが住まわれている間は問題が起きないかもしれんせんが、お母さまに万が一のことが起こったとき、あなたの相続分が診療所の土地と建物の価格より低くなっている場合には、差額分で買い取る必要があるかもしれません。

 

お父様やお母様の遺言で診療所と自宅の全ての権利をあなたに向けていただいていたとしても、遺留分をご兄弟から請求される可能性はあります。

 

今できる対策としては、プロの第三者を入れて、お父様と相続の計画をたてること。

そして、医院の利益を可能な限り貯金していく事になります。

 

提案される節税の手法はいろいろあるかと思われますが、最終的に資金を残せる方法でないと、税金を払う額が減るだけでは何のメリットもありません。

 

資金調達から資産構築までの計画性を持って、来るべき時に備えるしか方法はありません。あなたがきちんとした透明性のある筋肉質な経営を続けることで、ご兄弟の理解も得られやすくなりますし、遺留分相当を支払える体力があれば、その後の関係性も良くなると思われます。

 

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