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社員旅行も懇親会もお礼を言われたことがありません

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医院経営のお悩み

年に1回社員旅行に出かけています。スタッフ達は喜んでくれているのですが、一度もお礼を言われたことがありません。当然だと思っているのか、「来年はグアムだね」とか、勝手なことを話しています。懇親会や忘年会でも「ご馳走様でした」と言われたことはありませんし、こういう躾は誰がどうすればよいのかわかりません。

 

社員旅行

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躾は家庭でします。
大人になってから、躾をするというのはなかなか難しいものです。

まず言えるのは、採用時にしつけのしっかりとした人を雇う必要があるという事です。
採用の失敗は教育で取り返すことは出来ないのです。

しかし、スタッフの皆さんが喜ぶ社員旅行を毎年行っているのは、非常に素晴らしい取り組みです。

それはあなたがスタッフさん達に日ごろから感謝しているからではないでしょうか。

その感謝の言葉を口に出して普段から伝えていますか。
人は尊敬する人の姿からしか学ぶことが出来ません。

あなたがもし「これくらいことをしてあげたのだから、お礼を言われて当然だ」と思っているのなら、その姿勢がスタッフに伝わっている可能性があります。

おそらく、スタッフさんは「あんなに働いているのだから、これくらいは当然だ」と思っています。

あたりまえのやり方になりますが、一人一人個別に声をかけてあげましょう。
懇親会のときも忘年会の時も社員旅行の時も、一人一人に個別に感謝していることを伝えましょう。

一緒に医院の理念に沿って行動してくれていることを感謝してそれを伝えるという事です。
旅行や忘年会があなたからスタッフへ感謝を伝える場だと認識が深まれば、スタッフさん達は必ずあなたへの感謝を表し始めます。

ある工場でこんな話があります。

その工場の専務は社長の娘さんです。結婚を機に勤めていた商社を辞めて、2代目の社長となる予定の営業部長の弟さんを支えています。

工場の仕事は機械と向き合う時間が多くて、コミュニケーションがおろそかになりがちだなと感じた専務は、「いいことノート」というのをつくります。

社員さん一人一人の仲間を思う発言や会社のためを思った行動を日付と時間と一緒に全てノートに書きだしていきます。

そして、それを月に一回の個別面談の時に伝えるのです。最初は面食らっていた無骨な工員たちも次第に専務との面談が楽しくなってきました。必ず感謝されるからです。

そして何より、この人は自分のいいところを見ていてくれるという安心感を得ることができるのです。

そして変化が起こり始めます。

ある社員は朝5時に会社に来て社員用の駐車場の草刈りを自主的に始めます。
ある社員は朝礼の時に別の社員への感謝の言葉を伝えることを日課にし始めます。
ある社員はお弁当の時間に全員分のお茶を入れて、すぐに食事ができるように準備し始めます。

感謝は連鎖し始めるのだと、その専務はおっしゃってました。

せっかくの取り組みなのですから、やりきることが大切なのだと思います。

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