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医院の飲み会で怒られる

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医院の飲み会で残業代ってアリ?

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医院経営のお悩み

スタッフを慰労しようと思い、医院の飲み会を行いました。その時は楽しそうにしていたと思うのですが、後日チーフから「残業代はつけて良いのですよね」と言われ、愕然としました。飲み会などはやらない方がよいのでしょうか?

 

医院の飲み会

医院の飲み会

 

感謝の足らないスタッフだと愚痴も言いたくなる気持ちはよくわかります。
まったくその通りです。

飲み会をやった方がいいのか、悪いのか、これはよく議論になります。

ただ、昔はどうだとか、今の若い人はとか、そういう話になると本質を外れてしまいますので、そもそもの目的について考えます。

スタッフを慰労するために飲み会を開いたという事ですが、その飲み会で本当にスタッフ達は日ごろの疲れをいやし、リフレッシュして明日からの仕事も頑張ろうと思えたのでしょうか。

残業代をつけてくれと言われたという結果を見れば、失敗だったと言わざるを得ません。
義務で参加していたという意識だったのでしょう。
ある、建築関係の会社では、社員の誕生会と称して食事会を毎月開いています。
その会社では誕生月の社員が誕生会をするお店を選ぶことが出来ます。

社員たちは自分のお給料では行けないような高級店やひとりでは恥ずかしくて行けないようなおしゃれな店など遠慮しないでリクエストします。

会社にとっては大きな出費のはずです。
しかし、実際はそんなに大きな出費とはならないようです。

ほとんどの場合、一人5千円を超えることはないのです。

その理由は、財務状況を社員と共有して売上目標とその貢献目標を全社で追いかけているからだそうです。

コスト意識が育ってくると、誕生会で使って良い金額の感覚が自然にわかってくるそうです。

もちろん、高い店をリクエストされることもたまにあるようですが、笑顔でOKしているとのことです。

ひとりひとりの社員が主役であるその会社は10年かけてコスト感覚を全社で共有したそうです。
このようになるのには一朝一夕では出来ませんが、意図を持たない飲み会などはやるべきではありません。

しかも、金は出してやっているのだから感謝しろというのは、なかなか通じないものです。

理念に沿った行動と目標達成に向けてどんなことが助けになるのか、継続してパフォーマンスを発揮するにはどんなサポートを望んでいるのかなどを、普段の面談で把握しておく必要があります。

あなたは院長としてスタッフを理解しようとしているはずですから、お互いに理解して飲み会などの結束の場が必要だと感じるようになるには、あなたがスタッフに飲み会に誘われるまで待つというのも必要かもしれません。

そのためには企画ありきではなく、自主的にスタッフが動きたくなるように、院長として笑顔で問いかけを続けることを積み重ねるしかないのかもしれません。

愛想を振りまく必要はありませんが、相手に発言しやすくさせる演出は必要でしょう。

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